導入事例
「MySQL HeatWave」+「Oracle Analytics Cloud(OAC)」でデータ統合・分析基盤を構築
QRコード決済サービス加盟店への新たなマーケティングサービスをOCIで実装しFinTech推進を支援
OCI構成イメージ
- MySQL HeatWaveとは
「MySQL Enterprise Edition」をベースとした、OCIのPaaSとして提供されるフルマネージド・クラウドデータベースです。HeatWaveのインメモリ列指向データベースが超並列処理によってMySQLの読取り処理を劇的に高速化します。MySQL HeatWaveは機械学習技術によるパフォーマンス自動最適化機能「MySQL Autopilot」を搭載しており、データベースの運用管理を効率化することができます。※ QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
OCI採用ポイント
- マーケティングサービス基盤を単一のクラウドサービスのみで実装できる。
- 「MySQL HeatWave」はオンプレミスのMySQLと親和性が高く、データ移行時間を大幅に短縮できる。
- 「OAC」にはデータ可視化のためのダッシュボードや豊富なチャート/グラフ、分析/外部連携を行うための多様なツールが提供されている。
課題
- 新たなマーケティングサービスの提供にあたり、インフラ基盤やDWH、BIツールをスピーディに構築する必要があった。
- インフラ基盤やDWH、BIツールが別ベンダーのプロダクトになる場合、運用管理やコスト増大の懸念が大きかった。
- ダッシュボード機能や豊富なチャート/グラフなど多様な分析が可能となる機能の提供を目指していた。
- 大量データの検索と多くの加盟店からのアクセスにも十分に対応できる性能を持ち、データの増加にも柔軟に拡張可能なDB/DWHが求められた。
- 高セキュリティかつコストメリットの高いデータ統合/分析基盤の実現が必要だった。
結果
- OCIの採用により、サービスに必要なインフラ基盤(およびDWH)とBIツールが単一クラウドサービスで実装でき、リリースまでの時間短縮はもちろん、運用管理の容易性やリソース拡張の柔軟性を低コストで実現することができた。
- 「Oracle Analytics Cloud」により、直感的な操作性で多様な分析を行えるマーケティングサービスを実装することができた。 また、今後ニーズに応じて、高度な分析や機械学習を活用する拡張性を得ることができた。
- QRコード決済データのDBにはMySQLが使用されており、MySQLと互換性のあるMySQL HeatWaveとのデータ連携と大量データの分析処理の高速化が容易に図れた。
- コストを抑えて高性能環境が実現できた。
スマートスタイルの対応範囲
- OCIリセールサービス(Oracle Cloud再販契約)
- OCI設計・構築サービス
- データ統合・BI導入支援
- MySQL HeatWaveへのデータインポート・データ連携支援
- OACのデータ可視化(ダッシュボード/集計/グラフ等)の作成・実装支援
OCI利用サービス
- Oracle Analytics Cloud(OAC)
- MySQL HeatWave
- Oracle Identity Cloud Service(IDCS)